2012.02.03

『 オルデンの魅力について 』

栗野 宏文

栗野 宏文(クリエイティブアドバイザー)

1953年生まれ。ユナイテッドアローズ上級顧問、クリエイティブアドバイザーとしてUA全体のディレクションを行う。

Alden

Alden(オルデン)という靴の魅力について書いてみたいと思います。と言っても、ユナイテッドアローズのメンズのお客様にとってオルデンという存在は基本中の基本みたいなものなので"今更"と言われてしまうかも知れませんが...。

僕にとってオルデンの靴とは何時までも永く付き合える大親友、もしくは家族みたいなものです。およそ世の中の服や靴には"流行"というものがあり、どんなにステキなモノ、どんなに格好良いもの、どんなに好きなものでも、時間の経過と共に"何か時代とずれているな"とか"今はこういう気分じゃないかも..."と感じてしまうことがあります。それはファッションというものの、ある種宿命でもあると思うのですが、そんな中にあってオルデンは別格の存在と言えます。

勿論、あまりに毎日オルデンばかり履いていたら、少しは飽きる、ということは起こりえるでしょう。しかし、オルデンが"流行遅れ"になったり、時代から必要とされなくなったりする、ということは無い、と僕は断言します。結局オルデンとは流行の外にあり、本来、所謂ファッションという概念の外にあるもの、デザインという概念すらない存在かも知れません。歩き易さを追求した結果の究極の実用品、それがオルデンの靴である、と言えます。

オルデンの"美しさ"を"亀の子たわし"や"野田琺瑯の鍋やポット"に例えても良いと思います。永年にわたって、使い易さ、機能を追及した結果生まれた"美"ということであり、そこにはブレや迷いがなく、媚びることもありません。

AldenAlden

ユナイテッドアローズ創業以来、オルデンの靴を品揃えから外したことは一度もありません。自分自身、たまに違う靴を履くことがあっても、必ずまたオルデンに戻ってきます。心から安心して履ける靴、自信を持ってお勧めできる商品をずっと扱い続けてこられたこと、また、今後も扱い続けるであろう、ということが本当に嬉しいです。

おそらく世界中で日本人が一番Alden:オルデンの魅力を理解しているのではないでしょうか?リヴァイスのデニム・ジーンズからコム デ ギャルソンの服、或いはクラシックな3ピースのスーツにもあう靴...滅多にない存在だと思います。

最後に一言、オルデンは履きこんでからのシワがまたイイ感じなのです。末永くお付き合いするパートナーと同じですね^^


栗野 宏文



NEWS:"ALDEN" TRUNK SHOW
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